
キャリアギルド|第34話
「転職回数が多い40代、再就職への突破口」
- 40代の転職回数は何回から多いのか
- 転職回数・ブランクで面接官が抱く懸念
- 40代の再就職で面接前に整理すること
- 短期離職・退職理由を面接で伝えるコツ
プロローグ
※このページは、『キャリアギルド』の登場人物による会話形式で構成されています。

40代になると、転職回数が多いだけで「また辞めるんじゃないか」って思われそうだよな…。
ブランクや短期離職まであると、面接でどこから説明すればいいのやら…。

20代ならこれからの成長を見てもらえそうですけど、40代の転職や再就職だと、見られるところも変わりそうですよね。

そうね。40代の面接では転職回数だけでなく、これまでのキャリアに一貫性があるか、経験を入社後に活かせるか、長く働けそうかも確認されているわ。

だけど、転職回数が多いと、長く働けると思ってもらえないんじゃないか?

確かに…。経歴をごまかしたいって思う人もいるんじゃないかって思います。

職歴は変えられない。
だが、面接官が知りたいのは過去の回数だけじゃない。その経験を次でどう活かすかだ。
40代で転職回数が多かったり、短期離職やブランク期間があったりすると、「面接で不利になるのでは」と不安を感じる方もいるでしょう。
しかし、40代の転職・再就職では、職歴の回数だけでなく、これまでの経験や退職理由、今後の働き方まで含めて判断されます。
この記事では、40代の転職回数の平均から、面接官が抱く懸念、ブランク期間や短期離職の説明方法、職歴をごまかすリスクまで詳しく解説します。
40代の転職回数は多い?目安と転職事情

経験を次にどう活かすかの伝え方も気になりますけど、そもそも40代って平均で何回くらい転職しているんでしょう?

そこ気になるな。40代なら働いてきた期間も長いし、20代や30代より転職経験が多くても珍しくなさそうだけど。

そうね。40代までの職歴だけでなく、短期離職やブランクの有無も含めて考える必要があるわ。

まずは数字を知ることだ。
40代では何回から転職回数が多いと見られるのか、転職事情とあわせて整理しておこう。

40代は就業期間が長いため、20代や30代より転職回数が増えることは珍しくありません。
また、「何回から多い」と判断するかは企業によって異なります。
まずは40代の転職回数の目安と、ブランクや短期離職を含めた転職事情を確認していきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 何回から多い? | 採用担当者では「回数は影響しない」が24.3%で最多。一方、「3回目から」が19.4%、「6回目以上から」が17.5% |
| ブランク・短期離職 | 転職先とのミスマッチや家庭事情、働き方の見直しなど、40代で生じる背景はさまざま |
| 転職回数10回以上 | 転職回数だけで諦めず、これまで培った経験や実績を活かせる転職先を考えることが大切 |
40代の転職回数は何回から多い?
40代の転職回数に「○回以上なら多い」という明確な基準はありません。
dodaの採用担当者調査では、40代の「転職回数は選考に影響しない」が24.3%で最多となり、「3回目から」が19.4%、「6回目以上から」が17.5%でした。
つまり、企業によって転職回数の捉え方には差があります。
そのため、平均回数と比較して多いかどうかだけで、40代の転職が不利になると判断する必要はありません。
40代でブランク・短期離職が生じる背景
40代では転職回数だけでなく、離職期間が長くなったり、短期離職を経験したりするケースもあります。
転職先が合わなかったことに加え、家族の事情や働き方の見直しなど、その背景はさまざまです。
また、40代の再就職では、これまでの経験や希望条件と求人とのミスマッチから、転職活動が長期化することもあります。
ブランクや短期離職があるからといって、それだけで珍しい経歴とは限りません。
転職回数10回以上でも転職できる?
転職回数が10回以上になると、40代の中でも転職経験が多い部類と考えられます。
ただし、転職回数だけを理由に転職や再就職を諦める必要はありません。
40代では、これまで培った専門性や経験を求めて採用されるケースもあります。
転職回数の多さだけに目を向けるのではなく、これまで積み重ねてきた経験や実績を整理し、自分に合う転職先を探すことが大切です。
転職回数・ブランク・短期離職がある40代に面接官が抱く懸念

転職回数が多い40代も珍しくないって分かると少し見方が変わるな。でも、採用する側としてはやっぱり気になるんじゃないか?

そうね。回数だけで判断する企業ばかりではないけれど、40代だからこそ確認したいポイントがあるのは事実よ。

ブランクや短期離職がある場合も、「また辞めるかも」以外に気にされることがあるんでしょうか?

何を懸念されるか分かれば、面接で何を伝えるべきかも見えてくる。次は採用側の視点を知っておこう。

転職回数が多いことやブランク、短期離職があるだけで、不採用になるとは限りません。
ただし、40代の採用では、入社後に長く働けるか、これまでの経験を活かせるかなどを慎重に確認されます。
まずは、面接官がどのような点に懸念を抱きやすいのかを見ていきましょう。
| 項目 | 面接官が抱く懸念 |
|---|---|
| 転職回数・短期離職 | 採用しても、同じように短期間で退職してしまうのではないか |
| 経験・スキル | これまでの経験やスキルが、今回の募集ポジションで活かせるのか |
| ブランク・適応力 | 離職期間を経ても、新しい環境や仕事に適応して長く働けるのか |
また短期間で退職しないか
転職回数が多かったり、1ヶ月・3ヶ月などの短期離職を繰り返していたりすると、「入社しても早期退職するのでは」と懸念されることがあります。
採用や入社後の教育には、時間とコストがかかるためです。
特に40代では、これまでの退職に共通する原因がないか、同じ理由で再び退職しないかも気にされやすくなります。
経験・スキルを活かせるか
40代の採用では、20代や30代と比べて、入社後にゼロから育成するというよりも、一定の経験やスキルを持つ人材として期待される傾向があります。
そのため、これまでの経験が今回の募集ポジションで活かせるかは、面接官が確認したいポイントの一つです。
経験年数が長くても、企業が求める業務や役割との共通点が少なければ、即戦力として活躍できるか懸念されることがあります。
新しい職場に適応できるか
ブランク期間が長い40代の場合、面接官は仕事から離れていたことで、業務感覚や知識・スキルに空白が生じていないかを懸念することがあります。
特に変化の速い業界や職種では、離職前の経験が現在も通用するのかも確認されやすいポイントです。
また、これまでの仕事の進め方や価値観に固執せず、新しい環境や人間関係に適応できるかも見られます。
転職回数・ブランク・短期離職がある40代が面接前に整理すること

40代だと「また辞めないか」だけじゃなくて、即戦力になれるか、新しい環境に適応できるかまで見られるんですね。

そう考えると、面接で聞かれてから答えを考えるんじゃ遅そうだな。
転職回数もブランクもあると、話すことも多いだろうし。

そうね。まずはこれまでの職歴を振り返って、転職や退職の理由、ブランク期間、40代までに培った経験を整理しておく必要があるわ。

面接対策は、整理の良し悪しで決まる。
過去・現在・これからの3つを、自分の中でつなげておくことが大切だ。

転職回数やブランク、短期離職について、面接本番で初めて答えを考えると、説明に一貫性がなくなりやすくなります。
特に40代は、これまでの職歴と今後の働き方をつなげて整理することが重要です。
面接前に振り返っておきたいポイントを3つに分けて確認していきましょう。
| 項目 | 面接前に整理すること |
|---|---|
| 転職・退職理由 | それぞれの会社を選んだ理由と退職した理由を振り返り、転職を重ねた背景を整理する |
| ブランク期間 | 離職期間が生じた理由と、その期間に何をしていたのかを時系列で整理する |
| 経験・今後のキャリア | 40代までに培った経験・スキルと、次の職場で活かせる強み、今後の働き方を整理する |
転職・退職理由を整理する
転職回数が多い40代は、まずそれぞれの会社へ入社した理由と、退職に至った理由を時系列で振り返りましょう。
短期離職がある場合も、「合わなかった」で終わらせず、仕事内容や職場環境など、何がミスマッチだったのかを具体的に整理します。
複数の転職理由を並べてみることで、自分が仕事選びで重視してきたことや、転職を繰り返した原因も見えやすくなります。
ブランク期間を振り返る
40代でブランクがある場合は、離職していた期間と理由、その間に何をしていたのかを時系列で整理しておきましょう。
転職活動だけでなく、家族の事情や資格取得、学び直しなどがあれば、それらも振り返ります。
大切なのは、ブランク期間を無理に埋めることではありません。
いつからいつまで、どのような事情で仕事を離れていたのかを自分の中で明確にしておくことです。
経験・今後のキャリアを整理する
40代の面接では、これまで経験してきた仕事を並べるだけでなく、どのような経験・スキルを積み上げてきたのかを整理しておきましょう。
特に、応募するポジションで活かせる経験や実績を洗い出すことが重要です。
あわせて、今後どのような仕事に携わり、どのような働き方をしたいのかも明確にします。
これまでのキャリアと次の転職先をつなげて考えることで、40代としての転職軸も見えやすくなります。

転職回数・ブランク・短期離職がある40代の退職理由の伝え方

転職した理由やブランク期間だけじゃなくて、これまでの経験や今後どう働きたいかまで整理しておく必要があるんだな。

経験や今後のキャリアまで整理できれば、これまでの職歴と次の転職をつなげて考えられるようになるわね。

でも、短期離職やブランクの理由って、面接ではどこまで正直に話せばいいんでしょう?

事実を隠す必要はない。だが、事実を並べるだけでも足りない。
40代の面接では、退職理由から何を考え、次をどう選んだのかまで伝えることが重要だ。

転職・退職理由を整理できても、そのまま面接で話せばよいとは限りません。
特に転職回数が多い40代は、複数の退職理由や短期離職、ブランクをどのようにつなげて説明するかが重要です。
ここでは、事実を隠さず、納得感のある退職理由として伝えるポイントを見ていきましょう。
| 項目 | 面接官の懸念を払拭する伝え方 |
|---|---|
| 転職回数が多い | 転職を重ねた背景を整理したうえで、各社で培った経験・スキルのうち、今回の募集ポジションで活かせるものを具体的に伝える |
| 短期離職 | 退職理由を簡潔に説明し、同じ短期離職を繰り返さない根拠と、これまでの経験を今回の仕事でどう活かせるかを伝える |
| ブランク | 離職期間の理由や過ごし方を説明したうえで、現在も活かせる経験・スキルと、再就職後にどう貢献できるかを伝える |
転職回数が多い場合の伝え方
転職回数が多い40代は、退職理由を一社ずつ説明するだけでなく、転職を重ねた背景やキャリアの軸が伝わるように整理しましょう。
そのうえで、各社で培った経験・スキルのうち、今回の募集ポジションで活かせるものを具体的に伝えることが重要です。
「また辞めるのでは」という懸念に対して、これまでの経験と今回の転職につながりがあることを示し、入社後に活躍するイメージを持ってもらうことが大切です。
短期離職がある場合の伝え方
1ヶ月・3ヶ月などの短期離職がある場合は、退職理由を簡潔に説明したうえで、同じ理由による早期退職を繰り返さない根拠まで伝えましょう。
転職先が合わなかった場合も、企業への不満だけで終わらせず、ミスマッチから何を学んだのかを整理することが大切です。
さらに、これまでの経験・スキルの中から募集ポジションで活かせるものを示し、入社後にどのように貢献できるのかまで伝えましょう。
ブランクがある場合の伝え方
40代でブランクがある場合は、離職期間が生じた理由と、その間の過ごし方を簡潔に説明しましょう。
資格取得や学び直しなどに取り組んでいた場合は、その内容も伝えます。
そのうえで、現在も募集ポジションで活かせる経験・スキルを具体的に示すことが重要です。
再び働ける準備ができていることまで伝え、ブランクへの懸念を払拭しましょう。

40代が転職回数や在籍期間をごまかす嘘のリスク

転職回数やブランクがあっても、理由だけじゃなくて、今回の仕事で何を活かせるかまで伝えることが大切なんですね。

でもさ、転職回数が10回以上あったり、1ヶ月や3ヶ月で辞めた会社があったりすると、正直に全部伝えるのはちょっと怖いよな…。

その気持ちは分かるわ。
けれど、職歴を省いたり在籍期間を変えたりすると、今度は経歴をごまかすリスクが生まれてしまうの。

経歴を良く見せるための嘘は、採用された後にも残る。
隠す方法を考えるより、事実をどう伝えるかを考えるべきだ。

転職回数や短期離職、ブランクがあると、「少しくらい職歴をごまかしてもいいのでは」と考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、転職回数を減らしたり在籍期間を変えたりする嘘には、採用後まで続くリスクがあります。
ここでは、40代の転職・再就職で職歴をごまかすリスクを確認していきましょう。
| 項目 | 職歴をごまかすリスク |
|---|---|
| 転職回数を減らす | 実際に勤務した会社を職歴から意図的に省くと、経歴との不整合が生じ、発覚した際に信用を失う可能性がある |
| 在籍期間を変える | 1ヶ月・3ヶ月などの短期離職を隠すために入退社時期を変えると、提出書類などとの食い違いが生じる可能性がある |
| 採用後に発覚する | 経歴詐称と判断されると、会社との信頼関係を損ない、内容や就業規則によっては処分につながる可能性もある |
転職回数を減らす嘘のリスク
転職回数を少なく見せるため、実際に勤務した会社を職歴から意図的に省くと、経歴との不整合が生じる可能性があります。
特に40代は職歴が長く、短期離職を隠したいと考えることもあるでしょう。
しかし、事実と異なる職歴が発覚すれば、転職回数の多さ以上に信用を損なうおそれがあります。
在籍期間を変える嘘のリスク
1ヶ月・3ヶ月などの短期離職を隠すため、入社日や退職日を変えて在籍期間を長く見せるのも避けるべきです。
履歴書や職務経歴書の内容と、入社手続きで確認される情報に食い違いが生じる可能性があります。
意図的な虚偽だと判断されれば、採用担当者からの信用を失い、選考や入社後の雇用関係に影響するおそれがあります。
採用後に嘘が発覚するリスク
職歴の嘘は、内定を獲得できれば終わりではありません。
入社後に事実と異なる経歴が判明すると、会社との信頼関係を損なう可能性があります。
虚偽の内容や採用判断への影響、就業規則などによっては、懲戒処分につながる場合もあります。
内定後や入社後まで不安を残さないためにも、職歴は正確に伝えておきましょう。

エピローグ

40代の転職って、転職回数が多いかどうかだけの話じゃないんだな。
これまで積み上げてきた経験を、次の会社でどう活かせるかまで見られるのか。

20代のようにこれから成長するだけじゃなくて、40代は「入社後に何ができるのか」まで期待されるんですね。

そうね。退職理由だけで終わらせず、これまで培った経験やスキルの何が募集ポジションで活かせるのかまで考えておくことが大切よ。

だから転職回数や短期離職が多くても、40代までの経験そのものをマイナスに考える必要はないんだな。

ブランクから再就職する場合も、過去を隠すより、これまでの経験とこれからの働き方をつなげることが大切なんですね。

職歴は過去の記録にすぎない。
その経験を次の仕事でどう活かすかを言葉にできれば、40代のキャリアはまだ先へ進める。
第35話
転職の書類選考、
通過率を分ける本当の理由
━━━━━━━━━━━━━━━
転職活動で何社応募しても、なぜか書類選考を突破できない。
経歴やスキルが足りないのか、それとも別の原因があるのか。
中途採用の書類選考は、本人の能力だけでなく、求人要件や企業側の事情、一般応募か転職エージェント経由かによっても通過率が変わる。
書類の先にある面接へ進むために、まず知るべき「落ちる理由」とは何なのか。
次なる攻略の舞台は、面接へ続く最初の関門──。

転職回数が多い40代の面接対策Q&A
- Q140代で面接対策をしたいけど、何から始めればいい?
- A1
まずは転職回数や退職理由だけでなく、これまでの経験・スキルと今後のキャリアを整理することから始めましょう。
40代の面接では、募集ポジションで何を活かせるのかまで明確にすることが重要です。一人で整理するのが難しい場合は、キャリア相談サービスで専門家と経験を棚卸しし、今後の方向性から面接対策の軸を整理できます。
- Q240代に効果的な面接練習の方法は?
- A2
回答を暗記するだけでなく、本番を想定して質問に答え、面接官からどう見えるかを確認する練習が効果的です。
特に40代は、経験やスキルを募集ポジションでどう活かせるのかまで伝える必要があります。面接練習サービスでは、採用経験のある面接官と実践形式で練習し、回答内容や伝え方を客観的に確認できます。
- Q340代で書類選考が通らないのは年齢が原因?
- A3
年齢だけが原因とは限りません。
40代の中途採用では、これまでの経験や実績が募集ポジションでどう活かせるのかが書類から伝わらず、選考に通らないこともあります。応募書類添削サービスでは、採用経験のある担当者が履歴書・職務経歴書を確認し、経験や強みが採用担当者に伝わる内容へ整えられます。
- Q4会社に退職を認めてもらえず、転職活動が進まない場合は?
- A4
退職の話が進まず、転職活動の時間を確保できない場合は、まず退職に向けた手続きや今後のスケジュールを整理することが大切です。
40代の転職では、応募書類や面接対策など準備にも時間が必要になります。会社とのやり取りが負担になっている場合は、退職代行サービスを利用し、退職手続きを任せる方法もあります。
- Q540代で転職を早く成功させるには、何から始めるべき?
- A5
転職を急ぐほど、今の課題を整理して優先順位を決めることが大切です。
応募書類、面接対策、キャリアの方向性など、必要な準備は現在の状況によって異なります。何から始めるべきか迷う場合は、無料相談会で各サービスの内容や違いを確認し、自分に合うサポートについて担当者へ直接相談できます。






