転職面接でよくある質問例/ぶっつけ本番ポイント

本ページでは、転職の面接時に面接官からよくある質問内容を、「面接官が見ているポイント」と「質問例」に分けて理解することができます。事前に聞かれる内容・そこから面接官が知りたいポイントをしっかりと理解して、事前準備を進めていきましょう。

中途採用面接時の質問内容
  1. 自己紹介
  2. 転職・退職理由
  3. 志望動機
  4. 自己PR・強み
  5. 逆質問

転職面接でよくある質問例① 自己紹介

転職時によくある質問① 自己紹介

「自己紹介」とは、あなた自身の所属や人柄などを簡単に伝えるためのものです。名前や現職について(会社・部署・職種など)、趣味・特技などを完結にまとめたものが自己紹介です。1分程度の長さで「基本情報」→「アピール」→「意気込み」の流れで伝えると綺麗にまとめることができます。面接の最初の段階で聞かれることが多いこの質問は、自分の第一印象を決める重要な質問なので、明るく話すことを心掛けましょう。

面接官が見ているポイント

  • 表情や雰囲気などの、応募書類からは分からない人柄
  • 基礎的なコミュニケーションスキル
  • 短い時間で簡潔にまとめる能力

質問例

  • 「自己紹介をお願いします」
  • 「あなたのプロフィールを教えてください」
  • 「これまでの職務経歴をお聞かせください」

転職面接でよくある質問例② 転職・退職理由

転職時によくある質問② 転職・退職理由

転職・退職理由は、現職(前職)で実現することができず、転職することで実現させたいと考えていることを、以下のような流れで話すと、わかりやすく伝えることができます。「私は○○な働き方がしたい」 → 「現職では△△な理由から○○ができない」 → 「(そのため)転職を決意」「○○」の部分については、なぜそこまで○○にこだわるのかなどの理由も添えて説明をすることで、説得力が増す内容にすることができます。

面接官が見ているポイント

  • 募集背景と応募者の求めていることにミスマッチがないか
  • 入社後すぐに辞めてしまわないか
  • 事業内容を理解しているか
  • 入社後に活躍できる人材か

質問例

  • 「なぜ転職をしようと考えましたか?」
  • 「退職してから期間が空いてますが、この間は何をしていましたか?」
  • 「転職回数が多いようですが、どのような理由でしょうか?」
  • 「今回の転職で実現させたいことは何ですか?」
  • 「前回の転職理由を教えてください。」

転職面接でよくある質問例③ 志望動機・志望理由

転職時によくある質問③ 志望動機・志望理由

「志望動機」は「転職・退職理由」と併せて聞かれることが多い質問です。志望動機では、「職種/業界への志望動機」と「企業への志望動機」の2種類があります。特に面接官から指定されていない場合には、「職種/業界への志望動機」 → 「企業への志望動機」の流れで話すと、話に筋が通りやすくなります。「現職(前職)では実行できなかった○○がこの会社なら実行できる!」ということを熱意を持って力強く面接官に伝えることで、志望度の高さをアピールしましょう。

面接官が見ているポイント

  • 志望度チェック
  • 募集背景と応募者の求めていることにミスマッチがないか
  • 入社後すぐに辞めてしまわないか
  • 事業内容を理解しているか
  • 入社後に活躍できる人材か

質問例

  • 「業界への志望理由を教えてください。」
  • 「当社への志望理由を教えてください。」
  • 「何故この仕事をしたいと思うようになったのですか?」
  • 「今回の転職で実現させたいことは何ですか?」
  • 「当社に期待していることは何ですか?」

転職面接でよくある質問例④ 自己PR・強み

転職面接でよくある質問④ 自己PR・強み

自分の「強み」をこれまでの実績と併せて伝えるのが「自己PR・強み」ですが、「企業側が今回の募集で採用者に何を求めているのか」を理解した上で伝えることが重要です。応募先企業の情報収集をしっかり行った上で、面接官に「この人を採用したい」と思ってもらえるように、どのように役に立てるのかというポイントと併せて自己PRをするように意識しましょう。

面接官が見ているポイント

  • 募集背景と応募者の求めていることにミスマッチがないか
  • 入社後に活躍できる人材か

質問例

  • 「自己PRをお願いします。」
  • 「強みを教えてください」
  • 「長所と短所をそれぞれ教えてください。」
  • 「あなたを採用するメリットを教えてください」
  • 「どのように貢献できるかを教えてください」

転職面接でよくある質問例⑤ 逆質問

転職面接でよくある質問⑤ 逆質問

面接終盤に必ずと言ってよいほど聞かれる「何か質問はありますか?」というこの質問のことを『逆質問』といいます。逆質問を通して、自分自身の強み、企業や業務への関心の高さなどをアピールすることが可能ですが、待遇面や面接官が困るような逆質問は、逆に印象を悪くしてしまう可能性があるため注意しましょう。逆質問の内容は、あらかじめ複数用意しておくことをオススメします。

面接官が見ているポイント

  • 志望度の高さ
  • 社風との相性
  • 応募者の興味関心がどこにあるのか

質問例

  • 「入社までに身につけておくべき知識はありますか?」
  • 「活躍されている社員の方の、特徴や共通点があれば教えてください。」
  • 「社員に求めることや今後こうなってほしいというイメージがあれば教えてください。」
  • 「前職で○○の経験がありますが、今回のポジションでこの経験を活かせる場面はありますか?」
  • 「御社で働くにあたって、最も大切にすべきことがあれば教えてください。」

転職面接でよくある質問例のまとめ

今回は「転職面接でよくある質問」について、「面接官が見ているポイント」や「質問例」とあわせて詳しく解説をしてきました。新卒でも中途でも、応募した企業から内定がもらえるかどうかは事前準備で8割が決まると言っても過言ではありません。履歴書・職務経歴書を含む応募書類作成はもちろん、企業側が今回の募集で何を求めているのかの「企業分析」や面接で伝えるべきアピール内容など、ぶっつけ本番になってしまわないように、しっかりと事前準備をしておきましょう。