YouTubeにこれからチャンネル開設をしようとしている方が一度は必ず考えるのが、「どんなジャンルのチャンネルにするか」です。YouTubeには、ありとあらゆるジャンルのチャンネルが存在しています。収益化を狙うためには、「自分自身がやりたいジャンル」「自分が得意なジャンル」を選ぶことが近道ですが、現状どのようなジャンルがあるのかが気になる方も多くいると思います。本記事では、日々、当社にご依頼がある動画編集依頼の中でも、依頼数が目立つジャンルについてご紹介をしていきたいと思います。ジャンル選択に悩まれている方は、是非参考にしてみてください!
ジャンル① 朗読系
「朗読系」は人気の小説や名作の文学、有名な絵本や童話などを朗読して配信するチャンネルです。睡眠用、作業用のBGMとしても活用されており、好きな声の朗読チャンネルや、お気に入りの物語の動画をチャンネル登録しておくことで、いつでもすぐに再生ができるため、人気が伸びてきているジャンルです。ですが、「オリジナル」ではなく、「既存の作品」を朗読する際は、著作権の兼ね合いで、後々トラブルになってしまわないよう、著作権者に許可を得てから朗読するように注意が必要です。
ジャンル② Vlog(ビデオブログ)系
Vlogとは「Video Blog」の略で、簡単に言ってしまえば、ブログの動画版です。ブログは日々の日常を「文字」と「写真」で表現していくのに対し、Vlogは日々の日常を「動画」と「音」で記録し、公開していくものになります。そうした人たちを総称してVlogger(ブイロガー)と呼ばれます。「文字」や「写真」だけのブログと比べると、Vlogは「動画」や「音」が入るため、情報量が多く、観る人に臨場感を与えられるのが大きな特徴です。「商品紹介動画」や「ハウツー動画」の要素も取り入れたチャンネルを運営しているVlogger(ブイロガー)もいたりと、動画のテーマは様々です。主なテーマは以下の通りです。
ジャンル③ バラエティ・エンタメ系
一口にバラエティ系と言っても、様々なサブジャンルが存在します。主に、10代〜20代に見られる傾向が強く、再生回数も伸びやすいのが特徴です。ですが、バラエティ系の動画は、とても人気があり需要も高いですが、その分競争がとても激しいものになっています。競合となるYouTubeチャンネルが非常に多く、笑いのセンスや動画編集技術が求められるため、少しハードルが高いジャンルとなります。主なテーマは以下の通りです。
ジャンル④ 商品紹介・レビュー系
「商品紹介・レビュー系」の動画では、スーパーやコンビニで「手軽に買える物」から「高額な物」まで、紹介する商品は多岐にわたり、様々な商品を紹介しているチャンネルが数多くあります。誰でも気軽に挑戦できるジャンルであるということもあり、このジャンルから始める方も多いようです。「視聴者が気になる商品の選定」や、「商品をビューするトーク技術」、「動画編集センス」によってチャンネルのファンの付き方が大きく異なります。
ジャンル⑤ ハウツー系
「ハウツー系」は、「何かのやり方」や「コツ」等を解説するジャンルです。例えば、部屋の片付けに使える裏技から、シックスパックの作り方まで、幅広くあります。何かを調べた際に、検索結果に表示される文章を読んで解決する方は多くいると思いますが、「文章より動画で見る方が分かりやすい」という方のニーズに応えているのがハウツー動画であり、YouTubeのアドセンス収入のみに囚われずに、他の事業にも展開しやすい点がこのジャンルの最大の魅力と言えるでしょう。
ジャンル⑥ 教育系
「教育系」チャンネルは、ある分野において「ノウハウや知識を伝える」「悩みを解決する」「生活を豊かにする」この3点の役割があるため、そのテーマは無限にあります。教育系YouTuberと聞くと、学生向けの授業を配信する方をイメージする方も多いかもしれませんが、最近では「学生」ではなく「社会人」をターゲットにした教育系YouTuberの人気が急上昇しています。人から「〇〇さんって教えるの上手いね」とか「〇〇さんって博識だね」と普段から声をかけられる方にはうってつけのジャンルかもしれません。主なテーマは以下の通りです。
ジャンル⑦ ゲーム実況系
10代の若い世代だけでなく、幅広い世代からの人気が高いのがゲーム実況系です。YouTubeでゲーム実況を行う場合には、録画したゲームプレイゲーム画面を、分かりやすく編集した上で投稿する動画投稿型と、YouTubeライブなどのライブ配信アプリを活用し、ゲームをプレイしている様子をリアルタイムで配信するライブ配信型の2種類が存在します。「ライブ配信型」は、チャンネルを開設してまだ日が浅く視聴者数が少ないと、間が持たなくなり、臨場感に欠けてしまうなどの状況に陥りやすいため、まずは、プレイの様子を録画して、分かりやすく編集した動画を投稿する「動画投稿型」から始めてみてはいかがでしょうか。「ゲーム実況系」は元々ゲーム実況をやっていなかった人気YouTuberや芸能人が、サブチャンネルとしてチャンネル開設するケースが増えてきているため、競争の激しいジャンルになってきている印象です。
ジャンル⑧ 音楽系
YouTubeでは、プロのアーティストやアイドルのMV(ミュージックビデオ)などを数多く見かけますが、プロ以外の一般人の投稿もたくさんあります。「音楽系」の中には、投稿した動画をきっかけに、メディアに紹介されたり、芸能事務所からスカウトされてデビューしたなんて人の話も多いため、今後そういった道を目指している方には、是非挑戦してみてほしいジャンルです。このジャンルには、「歌ってみた」「演奏してみた」「踊ってみた」「ビートボックス」などがあります。
ジャンル⑨ メイク・ファッション系
年齢や性別を問わず多くの人々が強い関心を持っているファッション。そんな人々から重要な情報源として頼りにされているのがこのジャンルです。「メイク・ファッション系」は、メイクや洋服のコーディネイト方法、オススメの化粧品紹介などをするジャンルです。流行りのヘアーアレンジ・メイク方法や、整髪剤などのアイテム紹介など、○○風メイクやってみた、初めてカラコンつけてみた等の「やってみた系」を取り入れた動画など、様々な動画が投稿されています。オシャレに興味・関心が強い方には是非挑戦してみてほしいジャンルです。
ジャンル⑩ 料理系
「料理系」YouTuberのチャンネルでは、料理初心者でも作れる簡単な料理から、上級者が作るような手の込んだ料理まで、様々な料理のレシピや調理手順を分かりやすく解説する動画が投稿されています。調理手順やレシピは文章だけで見るよりも、映像で見た方が流れが分かりやすいということもあり、需要が高いジャンルなので、今後もますます伸びてくジャンルだと思います。料理に自信があったり、まだ世の中に出回っていないような自分だけの料理がある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ジャンル⑪ 漫画系
「漫画系」の動画は、アニメのように人物キャラクターに声がついていて、インタラクティブに漫画のコマが動いている作品を指します。音声が付いていたり動きがあることで、漫画よりもアニメに近いのですが、コマの絵はそのままの状態で、コマ自体に動きをつけて表現するのが特徴です。数分で見られる短時間動画が主流となっています。ここ数年で「雑学」「恋愛」「コント」「スカっとする話」など様々なテーマで漫画系動画が使われており、視聴回数やチャンネル登録者数が数十万に伸びている人気コンテンツがどんどん増えています。
ジャンル⑫ VTuber系
「VTuber」とはCGキャラクター(アバター)を通して、配信者に変わって動画内で紹介をしていく動画のジャンルです。通常のYouTuberのように、自分の顔や姿を映すことは一切ありません。画面に映ったCGキャラクター(アバター)は動くだけでなく、動きに合わせて声を出して話すこともできるため、動画チャンネルの司会者キャラクターの役割も担っていることから、「個人」だけではなく「企業」も注目しているジャンルとなっています。
ジャンル⑬ 大食い系
「大食い系」動画の一番の魅せ所は、「食べる姿勢を見せること」であり、視覚的な楽しみの要素が強いため、トーク力に自信がない方でも始めやすいジャンルです。言語も関係ないので、日本語が分からない外国人視聴者からのコメントも多数もらえる点も特徴の人ですね。見た目からは想像もできない量の料理を平らげる大食い系YouTuberには、男女関係なくファンが付きやすいようです。食べ物を残すと炎上しやすいという難点があるため、食べ残しは要注意です。
ジャンル⑭ アウトドア系
近年のアウトドアブームに合わせて、「アウトドア系」のYouTuberも急激に増えてきていて、参入障壁も低い事からこのジャンルの動画が多数あります。「アウトドア系」の動画では、「釣り」「キャンプ」「サバイバル」などアウトドアを通して、キャンプへ行ったときの様子をVlog形式で撮影したり、時にはグッズや料理レシピを紹介したりするジャンルです。最近では女性が一人で行くソロキャン動画にも人気が出てきているようです。
ジャンル⑮ ペット系
YouTube上で昔から根強い人気がある「ペット系」動画の人気の秘密は、主に次の3つです。「動物のかわいい姿に癒される」「動物ならではの面白い一面が見られる」「珍しい動物を知ることができる」。視聴者に、より主観的に動画を楽しんで見てもらうために、「生活感がある場所」で「撮影者目線からの構図」で撮影をするのが撮影の際のポイントです。ひとたび話題になれば全世界中で見られる可能性があり、再生回数を爆増させるチャンスを秘めたジャンルと言えます。
ジャンル⑯ 乗り物系
「乗り物系」チャンネルでは、車やバイクなどを自分でいじるのが好きな方や、ツーリングが趣味の方が、趣味の延長線上で動画を投稿することが多いジャンルとなっています。電車の写真を撮影する「撮り鉄」という言葉があるように、それぞれの乗り物に熱狂的なファンが一定数いることから、「乗り物系」チャンネルは、特定のファンを獲得しやすいという理由から、人気のジャンルになってきているようです。
ジャンル⑰ ギャンブル系
「ギャンブル系」チャンネルは、視聴者の属性がテーマによって大きく異なります。例えばパチンコやスロットは大学生などの若い世代からも人気が高いのに対し、ポーカー等のカジノゲームや競艇、競馬などは視聴者の年齢層が高いこと多いようです。この中でもパチンコやスロットは、身近にあるという理由から、YouTubeの中でも高い人気を誇っており、視聴者も獲得しやすいジャンルのようで、実際にパチンコ店でプレイする動画や、新台の攻略動画等が人気となっています。
ジャンル⑱ 政治・ニュース系
「政治・ニュース系」ジャンルは、政治や最近のニュースについて自分の感想や思想について語るスタイルの動画です。近年では政治家のYouTubeへの参入が増えており、韓国では2019年1月の調査で、現役国会議員の7割が自身のYouTubeチャンネルを保有しているという調査結果が出ています。
まとめ
今回は当社に依頼が多い動画編集の中でも、依頼件数が特に多いジャンル内容についてご紹介してきました。細かく見ていくと、動画のジャンルは説明しきれないほどの数が存在します。自分がどんなに得意なジャンルであっても視聴者が集まらなければ意味が無いですし、視聴者を集めるためだけに初めてしまうと長続きしないという欠点があります。自分が興味がある/得意なジャンルの中で、視聴者が楽しんでくれるようなトーク力や動画クオリティを出していくことが一番良い方法のように思います。これからチャンネルを解説しようと考えている方は、本記事を参考に自分に合ったジャンルを選択してみてください。