「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、
助言及び指導を行うことをいいます。(職業能力開発促進法)
ここで言う、「労働者」とは、就業中の方に加え、現在求職中の方を含みます(学卒未就職者等も対象です)。
■キャリアコンサルティングはこんな時に活用できます。
企業で働いている方 | ・「今よりいい仕事をするためにスキルアップしたいが、何から始めたら効果的かわからない」 ・「部下や社員の育成・マネジメントで悩んでいる」 ・「人間関係がなかなか上手くいかない」 |
学生 | ・「書類選考で落ちてしまいなかなか面接まで行けない」 ・「就職活動をしているが、自分がどんな仕事に向いているのかわからない」 ・「就職面接でうまく自己アピールできない」 |
仕事を探している方 | ・「次の就職に向けて資格などを取得したいが、どのように選んだらいいかわからない」 ・「腰を据えて仕事をしたいが、どんな職種が自分に合っているかわからない」 |
キャリアコンサルティングが必要になった社会的背景

社会環境の変化
ここ10数年の間に日本の経済・社会環境は劇的に変化し続けています。バブル景気とその崩壊を経て、08年にはリーマンブラザーズの経営破綻をきっかけとした世界同時不況が始まりました。
このような長い経済不況により、一度入った企業で決められた配属先で仕事をし、企業内研修で能力開発を行って定年まで働くということが当たり前ではなくなりました。それに伴い雇用環境も大きな変化を遂げようとしています。
個人の変化
社会環境の変化に伴い、個人の仕事観にも変化が現れてきています。『ワークライフバランス』という単語に代表される、仕事だけでなく、余暇、学習など人生の楽しみや、重視する考え方、自分の望む生き方に合わせた職業選択も少しずつ浸透し始めており、価値観は非常に多様化しています。
仕事や人間関係が複雑化していることに加え、”情報”や”選択肢の多様性”が増し、日本では様々な働き方が選択可能になりました。
しかし、それと同時に1つの企業・組織における継続的・安定的な雇用状態の中で「キャリア」を築くことは、困難になりつつあり、自らの<価値観><職業観><人生観>に基づいて、自らキャリアを形成していく必要性となってきました。
キャリアコンサルティングの領域
キャリアコンサルティングに関わる主要な領域としては、 「需給調整機関領域」、「企業領域」、「学校教育領域」があげられます。
企業の外と内に分けて、その働きを図に示すと次のイメージになります。

企業外でのキャリアコンサルティングでは、新卒の学生や離職された方、出産後に再就職を希望する主婦などの求職者に対して、コンサルティングを行い、企業などへの就職をサポートします。対個人への面談によるサポートだけでなく講演や研修での講師などグループへのサポートも行います。

キャリアコンサルティングの流れ

参考:厚生労働省発表 平成13年5月発表 「キャリア・コンサルティング技法等に関する調査研究報告書の概要」
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