面接の「自己紹介」例/PRとの違い/1分

当社の「模擬面接練習サービス」を通して「冒頭の自己紹介って何分くらい話せば良いですか?」や「内容はどんなことを話せば良いですか?」という質問を多く受けます。本ページでは面接の際の「自己紹介」について理解することができます。「自己PR」との違いも含めて理解をしていきましょう。

面接の「自己紹介」の回答時間

面接の「自己紹介」の回答時間

面接で自己紹介をする際、「3分以内で自己紹介をお願いします」のように、企業側から制限時間を指定されるケースもありますが、そうでない場合の自己紹介は、1分程度にまとめると良いでしょう。面接冒頭の質問として用いられることの多い「自己紹介」ですが、この時に多くを話し過ぎてしまうと、面接官が面接を通して聞きたい内容が無くなってしまいます。「自己紹介」は、第一印象を左右する大事な質問です。この部分で、その後の面接の流れが決まると言っても過言ではありません。冒頭の自己紹介を通して、面接の良い流れを掴み取りましょう!

面接の「自己紹介」と「自己PR」の違い

面接の「自己紹介」と「自己PR」の違い

自己紹介の際にやってしまいがちな間違いとして、「自己PRとして伝えてしまうこと」です。「自己PR」と「自己紹介」には、目的の違いにあります。「自己PR」は自分の能力や意欲をアピールするもので、「自己紹介」は面接官が自分に興味を持ってくれるような興味付けが目的になります。本来の目的から脱線してしまうと、「質問の意図を理解していないな」と、面接官に悪い印象を与えてしまいかねませんので、「自己紹介」として話すことと、「自己PR」として話すことは分けて事前準備をしておきましょう。

面接の「自己紹介」で伝えるべき3つのポイント

面接の「自己紹介」で伝えるべき3つのポイント

自己紹介は「1分にまとめていればOK」というわけではありません。時間内で、どのようなことを伝えるかで、面接官の印象が大きく変わってきます。自己紹介時に伝えるべきポイントは次の3つです。

  1. プロフィール
  2. 過去の経験・特徴
  3. 面接への意気込み

ポイント①:プロフィール

伝えるべき主な内容
  • 氏名
  • 大学名
  • 学部名
  • 学年

「プロフィール」では、自分の基本情報を伝えるようにします。面接官は、事前に提出してある、履歴書・職務経歴書・エントリーシートなどの応募書類を見ながら面接をおこなうため、手元の各応募書類に記載した内容と相違がないかどうかを確かめてもらいます。氏名を伝える際は、苗字だけでなくフルネームで伝えるようにしましょう。

ポイント②:過去の経験や自分の特徴

伝えるべき主な内容
  • 「学生時代は〇〇に力を入れていました」
  • 「〇〇が趣味なので休日は〇〇をしています」
  • 「昔から〇〇が得意で周囲からは○○だと言われています」
  • 「○○に興味があるため、休日は〇〇ボランティアに参加しています」
  • 「私は〇〇な性格で、周囲からも〇〇みたいだと言われることがあります」 etc…

次に、「過去の成功体験」や「自分の特徴」について面接官に伝えます。ここでは、自分の「人物像」が見えるように、「学生時代に頑張ったこと」や、「何に力を入れてきたのか」「どんな性格なのか」などについて話しましょう。面接の中で、面接官が深堀したくなるような内容に簡単に触れておくと、その後の面接を良い雰囲気で進めることができます。

ポイント③:面接への意気込みをしっかり伝える

伝えるべき主な内容
  • 「面接を通して少しでも自分のことをアピールできればと考えております」
  • 「緊張はしておりますが、精一杯頑張ろうと考えております」
  • 「〇〇さは人一倍強いという点を、しっかりお伝えできればと考えております」 etc…

1分の自己紹介は、「面接への意気込み」をひと言伝えて締めることで、自分の熱意を面接官に対して伝えることができます。「面接への意気込み」と言ってもそれほど難しく考えることはなく、自分自身がこの面接にどう臨みたいのかの意思表示だと思いましょう。そして最後は「本日は宜しくお願い致します。」という言葉で締めましょう。

面接の「自己紹介」まとめ

今回は面接の冒頭に、ほとんどの場合で必ず話すことになる「自己紹介」について、よく間違われる「自己PR」との違いも含めて解説してきました。当社の模擬面接サービスの中でも、「違いが分からない」ために話す内容に悩む方が沢山いますが、違いさえはっきり理解をしてしまえば、皆さん「自己紹介」と「自己PR」を分けて考えることができるようになっています。本記事を読んで、「自己紹介」と「自己PR」の違いについてしっかり理解をし、面接対策をバッチリしておきましょう。