最近よく耳にする「VTuber」とは一体どんなものなのか。そして「VTuber」になるためにはどうしたら良いのか、どんな物を準備する必要があるのか。これからYouTubeで動画配信をしようと検討している方の中には、「VTuber」として配信することを検討している方もいるでのはないでしょうか。
本記事では、「VTuber」がどんなもので、個人で始める場合と事務所に所属する場合の「メリット」「デメリット」、準備しておくべきものについて解説していきます。
VTuberとは

「VTuber」とは、「Virtual Youtuber」の略称で、CGキャラクター(アバター)を通して、配信者に変わって動画内で紹介をしていくYoutuberのことを言います。
通常のYouTuberのように、自分の顔や姿を映すことは一切なく、近頃では、ライブ配信でもCGキャラクターを使って活動・活躍する人もいるほど人気のジャンルとなっています。
Vtuberは、画面に映ったキャラクターが動くだけでなく、動きに合わせて声を出して話すこともできるため、動画チャンネルの司会者的な役割をしていることから、注目を集めるコンテンツになっています。
VTuberになる方法

VTuberになるには、「個人で活動する方法」と「事務所に所属して活動する方法」の2つの方法があります。それぞれのメリットとデメリットから比較してみましょう!
個人で活動する場合メリット・デメリット
個人で活動する場合は、必要な機材や配信方法など、全てのことを独学で調べて、アプリやパソコンを使って動画を投稿・配信します。
個人で活動するわけなので、収益化ができた場合には、全ての収益が満額自分の取り分となるため、「何でも自分でこなせる」という方は大きなモチベーションの一つとなるでしょう。また、特に制約なく自分のペースで自由に動画投稿・配信ができることに加えて、自分が好きなジャンルに絞って、投稿・配信をすることができるため、自由度の高さも個人で活動する大きな魅力です。
本格的にVTuberとして活動していこうと思うと、「機材準備」や「企画の構成」、「撮影」、「動画の編集」、「プロモーション」など、様々なことを一人で全てこなさなければならないため、非常に大変です。慣れるまでは覚えなければならないこともたくさんあるため、モチベーション維持が難しい点が最大のデメリットと言えるでしょう。
事務所で活動する場合のメリット・デメリット
事務所に所属して活動する場合には、VTuber事務所が開催するオーディションに応募し、このオーディションに合格できればVTuberとしてデビューすることができます。
自分を宣伝してくれるプロモーションを含めた様々サポート体制が充実しているため、困ったときには相談することができます。自分の動画のみに集中して活動することができますし、過去のデータ・経験に基づいたサポートがあるため、視聴者に「面白い」と思ってもらえる動画を配信することができます。
収益化した際には、所属事務所との折半になるため、個人で活動する場合よりも圧倒的に収益は少なくなります。また、事務所側が企画した動画を撮影しなければならなかったり、制約の中で活動しなければならないため、自由度が低く、「自分がやりたいことができない」と感じてしまうことも。。。
VTuberになるために必要な機材

VTuberとして本気で活動しようとすると、機材購入費として、最低でも30万円程度の費用が発生します。
揃える必要がある機材は以下の通りです。
- 高スペックのPC
- WEBカメラ
- モーションキャプチャーソフト
- マイク
- 編集ソフト
必ずしも全ての機材やソフトが必要というわけではありませんが、本格的に活動するのであればPCとモーションキャプチャーソフトは必須と考えてください。
揃える機材も多く、金額も高額なため、「これからVTuberになる!」という方は、まずはスマホ1台あれば楽しむことのできる「VTuberアプリ」で、仕組みを理解しながらゆっくり始めてみるのも良いかもしれません。
高スペックPC
まず初めに、必要不可欠が必需品が「高スペックPC」です。
スペックの低いPCを選んでしまうと、動画編集時に動作が遅くなったり、フリーズしてしまったりと、動画編集に必要以上の時間を要する可能性が非常に高いです。ストレスなく、スムーズな動画編集を行うためにも、PCは高スペックのものを用意しましょう。
価格帯としては最低ラインでも15~20万円くらいのものになるでしょう。
PCのおすすめのスペックとしては以下になります。
- メモリ:最低でも16GB以上(理想は32GB以上)
- CPU:Intel Core i7以上の第8世代以上のもの
- HDD:SSD ≧ HDD
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 850M 相当以上のもの
Webカメラ
CGキャラクター(アバター)のベースとなる「フェイストラッキング(顔認証)」をするために必要になるのが「Webカメラ」です。
VTuberは自身の顔が映し出すわけではないので、ハイスペックなカメラは必要ありません。金額としては5,000円以下で十分かと思います。また、PCに内蔵されているデフォルトカメラでも十分対応可能なので、カメラが内臓されたPCを持っている場合は、新たに購入する必要はないでしょう。
モーションキャプチャーソフト
本人とCGキャラクター(アバター)を連動させて動かすために必要なソフトです。
動画編集ソフト同様、様々なソフトが存在しており、無料で使用することができるものから1万円前後するものまでたくさんあります。
中にはPCだけではなく、スマホにも対応しているソフトもあるため、予算のご予算の中で使い勝手の良いソフトを選ぶようにしましょう。
マイク
マイクはVTuberの声質に大きく影響するため、キャラクターのイメージに関わるアイテムです。
「クリア」で「質の良い声」を録音するためにも「コンデンサーマイク」を用意しましょう。金額は5,000~8,000円程度です。
オーディオインターフェイスという機械にコンデンサーマイクを繋いで録音することで、簡単に声にエコーをかけたり、音量調整をすることができるため、「歌ってみた」などの動画をメインに活動をしようと考えている方は、オーディオインターフェイスも導入すると、幅が広がり楽しめると思います。
(注意)
コンデンサーマイクに対応していないオーディオインターフェイスもあるため、コンデンサーマイクに対応したオーディオインターフェイスを購入するようにしましょう。
編集ソフト
ライブ配信であれば動画編集は不要ですが、VTuberのように撮影して編集した動画をアップロードする必要がある場合には、動画編集ソフトが不可欠です。
動画編集ソフトは、スマホだけでで完結する「手軽なもの」からハイスペックな「プロフェッショナル向け」のものまで幅広い種類があり、金額も異なるため、自分のニーズに合致したソフトを選択するようにしましょう。
VTuberになるための5つのステップ

VTuberになるための機材が理解できたら、次は「個人でVTuberになるためのステップ」について紹介します!
STEP① CGキャラクター(アバター)作成
まずは、自分の代わりにVTuberとして画面に映る、あなたのCGキャラクター(アバター)を作ります。アプリを使用して自分でデザインする方法と、本格的にデザインしたい方は、プロに依頼してオリジナルキャラクターを作るという方法があります。
STEP② 動画内容の決定
どのような動画を配信するか、企画を構成します。下記の一例ようにさまざまなジャンルがあるので、自分がやってみたいことを書き出してみると可視化されて決めやすくなると思います。
- 歌ってみた系
- 映像作品・技術系
- ゲーム実況系
- 環境系
- 雑談系
- 商品紹介・レビュー系
STEP③ 動画の撮影
自分がやってみたいジャンルが決まったら、準備をして撮影スタートです。この際台本等を用意しておくとスムーズに話せますし、構成も組みやすいのでオススメです。
もしも言い間違いなどをしても、次のSTEP④で間違った部分はカットできるので、基本的にはカメラは撮りっぱなしで良いでしょう。
STEP④ 動画の編集
撮影した動画を編集します。話している最中の「えー」「あのー」などの余分な部分や、言い間違え・噛んでしまったところをカットしたり、撮り直したところ、つなぐなどの編集作業をします。
また、字幕(テロップ)をつけたり、効果音・BGMの挿入や、エフェクト追加などをすることで、動画のクオリティを高めることができます。
動画編集についてもSTEP①同様、プロに依頼することでクオリティの高い動画を編集してもらえますし、編集にかかる膨大な時間を企画の構成や撮影に充てることができるため、オススメです。
STEP⑤ 配信
動画の編集が完成したら、いよいよ配信となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は個人だけではなく、企業からも一つの広告塔に起用しようと注目を集めているVTuberについて解説をしてきました。
個人で活動することで、収益を満額手にできたり、思い入れの強いCGキャラクター(アバター)を作れたり、こだわりぬいた動画を編集することができる一方で、独学で勉強しなければならないことや、CGキャラクターの作成、動画編集には膨大な時間がかかります。
個人で活動するのか、個人で活動しながら必要な部分だけプロに依頼するのか、事務所に所属するのか。
これからVTuberデビューを考えている方は、本記事を読んで、その辺りを考えることから始めてみてはいかがでしょうか。
問合せ
【注意点】 ①送信完了後すぐに自動返信メールが届きます ※届かない場合、送信完了できていないことが考えられます ②自動返信メール・担当者からのメールが迷惑メールに割り振られることがございます ③スパムメール対策としてひらがなの入力が無い場合は送信することができません |
※本サービスは「株式会社ベルウェザー」が運営しています