各企業が採用動画を活用する理由

昨今は企業が採用活動の中で採用動画を活用することは当たり前となってきていますが、「採用活動における様々な対策が取れる」点がその要因となっているようです。
各社、より自社にマッチした人材を採用するために、ブランディングや他社と違った採用活動を行い、「いかにして求職者に自社を知ってもらうか」に力を注いでいます。
具体的には
- 募集職種により強い求人媒体への掲載
- 独自の福利厚生の導入
- インターン制度の導入
- 会社説明会などのイベントへの参加
- 求人検索エンジンへ露出を増やす対策
- 採用動画の活用
etc…
上記の他にも各社より貴重な人材を獲得するために様々な取り組みを実施しております。
しかし、自社にとってミスマッチとなる人物からの応募が増えても、マッチした人材を採用できなくては意味がありません。
そこで採用コストを抑え、尚且つ優秀でマッチした人材を獲得する為には、まずそういった人材に興味を持ってもらう為の対策が必要です。
その中の採用手法の一つとして今絶大な人気を誇っているのが、<採用動画の活用>です。
採用動画を活用するメリット

スマートフォンの普及により、日常的に、より簡単に動画コンテンツを目にするようになっており、動画コンテンツを用いて採用の募集を行うことで次のようなメリットがあります。
動画は静止画より5倍も好感度が上がる⁉
ある企業が『静止画と動画の違い』に関する調査が行われました。
結果は・・・
- 記憶への残留 ・・・・・・・・・・・・・・1.65倍
- 動画内容によって感度が上がった視聴者が ・・5倍
- 次のサイトへ訪問したユーザーが ・・・・・・1.3倍
- 商品を購入する視聴者が ・・・・・・・・・・2.3倍
静止がに比べ、動画コンテンツの方が明らかに効果があることがわかります。
文字だけでは伝えられない部分を伝えられる
文字や写真だけの採用情報は言葉で表せることしか伝えられません。また、しっかり伝えようとするあまり、文字が長くなれば見てもらえない可能性も高くなります。その点、動画を活用することで下記のようなことも伝えることが可能になります。
- 既存社員が自分の言葉で話す姿
- 社内の雰囲気
- ブランドイメージ
- 企業の個性
- 企業のサービスがもたらすもの
学生が就職先を決める理由の上位には、社風や社員の人間関係が良い・働きやすい環境がある等が挙げられています。
それを文字で表すならば、『アットホームな会社』『風通しの良い会社』など、ありきたりな表現として捉えられてしまいますが、動画であれば担当者のリアルな印象・雰囲気を伝えることができるのです。
より印象に残すことができる
一風変わった動画を取り入れることで、他企業との差別化を図り学生に印象づけることができます。最近は、アニメを用いた採用動画のほか、社員一同がダンスを踊るなど、個性的なアピールをおこなう企業が増えてきています。
就職・転職サイトの求人情報は、文字や写真の広報が多いのが現状です。
その中で、インパクトのある採用動画による広報を行うことは、学生の記憶・印象に残す大きな要因となります。
多くの学生の目に止まりやすい
動画広告はSNSに投稿することもできるため、単純に静止画や文字のみの採用情報を掲載するよりもずっと見てもらいやすいというメリットがあります。就職・転職時にスマホで動画を視聴する応募者は非常に多く、TwitterやFacebookといったSNSに、親しみやすい内容で宣伝を行うことにより、自社の認知度向上・応募の促進を行うことができます。
企業が求める人材を発見できる
自社が求めるターゲット層に合致する動画を制作することで、求める人材に対し効率的にアピールするこができます。
たとえば、男性社員が多い職場で女性も募集したい場合、男性だけの職場でないことのアピール、女性に向いている仕事がある、という部分を見せるなどが考えられるでしょう。そういった部分は文章だけより、実際の様子を映した動画のほうがイメージしやすいです。
また、ムービー面接となれば、単純な面接と違い、個性やオリジナリティを表現する必要があるため、独創的なアイデアを持つ応募者を集める可能性を高めることができます。
採用動画にはデメリットもある

採用動画を使う場合、4つのデメリットもあるのでご紹介させていただきます。
1、通信速度制限を気にして動画を再生してもらえない可能性がある
2、動画時間が長すぎると最後まで見てもらえない
3、企業側目線の動画は求職者に良くない印象を与えるケースもある
4、見せ方次第でミスマッチが起きる可能性がある
通信速度制限を気にして動画を再生してもらえない可能性がある
求職者はちょっとした移動時間などの空き時間にスマートフォンを使い求人を閲覧する可能性が高いです。そのため、スマートフォンの通信速度制限を気にしている人は動画を敬遠して、見てもらえない可能性があります。
動画時間が長すぎると最後まで見てもらえない
社内の雰囲気をよりしっかりと伝えようとするあまり、動画を長く撮ろうとする方もいるかもしれませんが、逆に尺が長すぎると最後まで見てもらえない可能性が高まってしまいます。
採用動画には最適な時間があり、長くても5分までが目安となります。
なぜなら、求人情報を見ている段階の求職者がその会社に深く興味を持っていることは少なく、雰囲気がわかるとは言っても長い動画を最後まで見ようと感じる応募者は中々いません。
採用動画の撮影をする際はあらかじめ尺と伝えたい内容を決めておくことでスムーズに進めることができます。
企業側目線の動画は求職者に良くない印象を与えるケースもある
採用動画の内容は企業によって様々です。
しかし、動画によっては良くない印象を与えてしまう可能性もあり、例えば、仲の良い雰囲気を伝えるために、雑談をして笑っている動画を撮ると人によっては「楽しそうだけど軽い雰囲気だな」といった印象を抱く可能性があります。
また、職場の雰囲気を伝えようと、元気よく声を出している朝礼の動画など出した場合「体育会系できつそう」といった、予想していない印象を与える可能性もあります。
見ている人がどのように感じるのかをしっかりイメージして全体の構成を考えるようにしましょう。
見せ方次第でミスマッチが起きる可能性がある
創業が古く、厳しいルールがある老舗企業が、より沢山の応募者に興味を持ってもらえるように、雰囲気よく人の良い社員が楽しんで働いている動画を撮ったとします。
しかし、求職者は自由にのびのびと仕事ができる会社を求めている場合、動画で社内が楽しそうにしている雰囲気が伝わっても、実際に入社した後にギャップを感じミスマッチが生じる可能性があります。
最後に

いかがでしょうか。採用動画を作成する際にはたくさんの時間やコストがかかります。作った採用動画をしっかり活用していくために、あらかじめメリット・デメリットをしっかりと考慮した上で、活用していきましょう。
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